いろいろインストール方法


先に断っておくと、ここではすべてのソフトの詳細な手順は説明しません。インストールに必須な技術的な説明のみ行います。これらの方法が分かれば大体のモジュールはインストールできるようになると思います。後は自力で頑張ってみてください。全然初心者にやさしくないなー。

解凍ソフト(まずインストールしておくアプリ)

ZIP、LZH、RARといっぱい圧縮形式はありますが、とりあえずこれを入れておけば全部解凍できるよ、というものを紹介します。

Lhaplusの説明はするまでもないとは思いますが一応。こいつ一つで、ZIPやらLZHやらの有名どころな圧縮ファイルを大抵解凍できるようになります。

Lhaplusで大抵解凍できるのはいいんですが、7z形式が解凍できません。

そこで、7z形式を解凍できる7-Zipが必要になります。この2つさえあればWindowsで解凍できなくて困るといったことはないでしょう。7-Zipをインストールしても7z形式のファイルは関連付けされません。7zファイルを解凍するには、7zファイルを右クリックし7-Zipのメニューの「解凍」を選択します。

infのインストール方法

Lagarithなんかを落としてくると、インストーラなんて気の利いたものは入ってません。infファイルが入っているので、こいつを右クリックして「インストール」を選択します。

DirectShowフィルタのインストール方法

CoreAVCを落としてくると7z形式のファイルがダウンロードされますが、こいつを解凍しても「CoreAVCDecoder.ax」とReadmeしか入ってません。これをどうしろと?と思うかもしれませんが、やり方はregsvr32.exeを使用します。

  1. CoreAVCDecoder.axをC:\WINDOWS\system32に移動させる
  2. スタートメニューを開き、「ファイル名を指定して実行」
  3. "regsvr32.exe"と入力
  4. 移動させたCoreAVCDecoder.axを「ファイル名を指定して実行」ウィンドウにD&D
  5. OK

「〜DllRegisterServerは成功しました。」というメッセージが出れば成功です。

なんでこういうことをする必要があるのかというと、DirectShowフィルタはCOM(Component Object Model)だからです。COMとはなんぞやというと、モジュールの仕様です。これに従って作っておけば、なんかいろいろ便利なんじゃね?といったような感じの代物です。で、このCOMのモジュール(COMコンポーネントと言う)、というかDLLを使うにはレジストリ登録というものをしなければなりません。それがregsvr32.exeです。DirectShowフィルタの拡張子はaxですが、実態はWIN32API(普通のDLL)です。DllRegisterServerという関数がCOMコンポーネントに必ず実装されていて、regsvr32.exeからこの関数が呼び出され、関数内で自己のレジストリ登録処理を行っています。

Windows Vistaの場合

Windows Vistaの場合、上記手順ではCoreAVCDecorder.axのレジストリ登録は失敗します。インストールするにはコマンドプロンプトを「管理者として実行」で開き、CoreAVCDecorder.axを置いてあるフォルダまで移動し、regsvr32.exeを実行します。


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(更新日:2007/9/16)